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多年生穀物「カーンザ」

ミネソタの空の下で成熟するカーンザの穂。植物自体は「Intermediate wheatgrass(中間ウィートグラス)」と呼ばれ、小麦の遠い親戚にあたります。Photo: Amy Kumler

革新的な穀物「カーンザ」により、傷んだ土壌を修復し、窒素汚染から地下水を保護しつつ、世界に食糧を供給しようという気運が高まっています。この変化を加速させるため、私たちは2016年にカーンザを使用した世界初の製品となる美味しいビール「ロング・ルート・ペールエール」を発売しました。

栄養:土壌に良し、人間に良し

カーンザの根とマメ科根粒でいっぱいの健康な土。カンザス州中部マウンドリッジ近くのSustain-A-Grain(サステナグレイン)農場で。根と根粒に生息する何百万もの微生物が土壌を回復させます。Photo: Amy Kumler

多年生穀物カーンザは、一般的な小麦の品種よりたんぱく質、食物繊維、一部の栄養素を多く含みます。

小麦、米、トウモロコシなどの一年生穀物は世界の作物農地の約70%を占めます。これに対してカーンザは多年生であり、同じ場所で何年も生育します。このため根が複雑に絡み合い、表土の微生物の栄養源となります。同時にカーンザはこの長い根によって一年生穀物には届かない地中深くの水や栄養素を吸収します。その結果、収穫した穀物は一年生穀物に比べて美味しいうえに、食物繊維、植物性たんぱく質、必須アミノ酸を多く含みます。目や心血管代謝に良く、抗酸化作用の強いカロテノイド、ルテイン、ゼアキサンチンも豊富です。

カーンザの茎ともみ殻。カンザス州サライナ。写真:Scott Seirer
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食糧の調達先:米国の農業地帯

夜明け前、まだ暑くならない時間帯に試験栽培のカーンザを収穫。カンザス州サライナ、〈ランド・インスティテュート〉Photo: Amy Kumler

パタゴニア プロビジョンズのカーンザを育てているのは、リジェネラティブ(環境再生型)農業に取り組む米国の農家です。

1,000年以上にわたり米国中西部の平原は世界で最も豊かな表土を誇っていました。しかし150年におよぶ工業型農業により、今では合成肥料なしに穀物を安定して生産できなくなっています。一方、家族経営の農家は気候変動の影響をまともに受けています。洪水、干ばつ、季節外れの天候は決して珍しくありません。カーンザはこの両方の問題に対処するチャンスを農家に与えます。

カンザス州〈フリー・ステート・ファームズ〉のジョシュ・スヴァティは語ります。「多年生穀物には期待が持てます。農家にとって重要なのは、粘り強い農業、つまり激しい環境の変化にも適応できる形の農業です。カーンザのような多年生穀物はそれを実現します」

パタゴニア プロビジョンズのビールに使用される多年生穀物のカーンザは、土壌の健康が優先される有機認定農場で栽培されます。一年生の小麦と異なり、栽培は2~3年、あるいはそれ以上続きます。収穫後、一般に農家は茎を畑に残し、牛などを放牧して自然に土に栄養が行き渡るようにします。

収穫されたばかりのカーンザ。粒は小麦ほど大きくも太くもありませんが、品種改良によって差は縮小しつつあります。カンザス州サライナ、〈ランド・インスティテュート〉Photo: Amy Kumler
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環境:多年生穀物という解決策

一年生の小麦(上)は地下およそ90センチまで伸びます。一方、カーンザの根はその2倍以上(最大3.6メートル)に伸び、緊密に絡み合って何十億もの有益な微生物の住処となります。Photo: The Land Institute

カーンザの栽培により、提携農家は痩せた表土の再生と侵食を防ぎ、地下水の保護に貢献することができます。

カーンザの根は、最大3.6メートルも地中に伸び、土壌有機物の補充を助ける何十億もの微生物に栄養を与えることで、長期的な土壌の健康を維持します。根は近くの河川に流入すれば、水生生物に悪影響を与える窒素などの栄養素を継続的に吸収し、さらに巨大な根は貴重な表土を固定し、風雨による侵食を防ぎます。

小麦や米、トウモロコシのような一年生穀物は、化石燃料を動力源とする農機具で1年ごとに植え付け前に耕起、を必要とします。多年生植物であるカーンザは、ほとんど耕起なしで複数年にわたる穀物栽培が可能であるため、化石燃料の使用も最小限に抑えることができます。

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歴史:起源は古代

カバの木の皮で作ったカヌーでワイルドライスを収穫する女性を描いた版画。五大湖地域の先住民にとってワイルドライスは数世紀にわたって不可欠な穀物だった。Photo: North Wind Picture Archive / Alamy

カーンザは、より良い未来の種が過去にある可能性を示しています。

人類は歴史の大半において多年生植物を食糧としてきました。初期の人類は種実類や果物を主な食糧とし、アボリジニの焼畑農業や森林農法などの修復型農法を使用していました。しかし約1万年前から人類はトウモロコシや米などの一年生穀物に頼りはじめます。一年生穀物が人口の急増を支え、初期の農家はさらに収穫量の増加を迫られました。

20世紀になると化石燃料が食用作物の年間生産量を大幅に高めましたが、そのために土壌の健康が損なわれました。収穫ごとに農家は土壌が自然に蓄積する以上の栄養素を奪いました。現在、地球の穀倉地帯は合成肥料を使わない限り需要に対応できません。カーンザは、多年生穀物をリジェネラティブ農法で栽培するという昔からの考え方が、持続可能な未来につながることを実証します。

より良い未来の種を蒔く:カンザス州サライナの〈ランド・インスティテュート〉では、何十年もかけて多年生のウィートグラスを採算の取れる穀類作物に改良し、カーンザの商標を付けました。Photo: Amy Kumler
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パートナー:科学に導かれて

〈ランド・インスティテュート〉の看板の後ろには、耕起されない自然のままの平原が帯状に延び、野生の多年生植物や花が絡み合っています。このような自然発生的なポリカルチャーが土壌に栄養を与える一方、一年生植物の単一栽培(現代農法の大半)は栄養を奪います。カンザス州サライナ。Photo: Amy Kumler

カーンザの開発において〈ランド・インスティテュート〉は自然の教えに従いました。

ウェス・ジャクソンは、自然のままの平原では生態系が協調して土地を豊かにしていると考えています。逆に従来型の小麦畑は一方的な採取のシステムであり、生態系の破壊が起こると考えています。60年近く前、ジャクソンは平原の教訓を食用作物の生産に役立てるため、カンザス州サライナにランド・インスティテュートを共同設立しました。「人間は野生を基準として農作業を判断すべきだ」と、彼は語ります。

自然の平原の成功を見て、ジャクソンは多年生作物とポリカルチャー(複数の植物を一緒に育てる)にその秘密があることを悟りました。現代の食用作物の大半は一年生植物のモノカルチャー(単一栽培)です。ジャクソンは、野生植物がもたらす生態学的な利点と収穫量の多い栽培作物を組み合わせる方法がないか模索しました。

マッカーサー・フェロー奨学金を含め、後に多数の賞を受けたウェス・ジャクソンとランド・インスティテュートは、過去1万年で最も革新的な農業の進歩を実現したのかもしれません。カーンザは美味しいだけではありません。修復型多年生農業に向けた世界的な動きの起爆剤でもあります。

畑に掘った穴に入り、カーンザの長く広がった根を見せる〈ランド・インスティテュート〉の共同設立者、ウェス・ジャクソン。Photo: Amy Kumler
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地球を修復するビール

写真:Andrew Burr

パタゴニア プロビジョンズでは多年生穀物カーンザをビールの醸造に使用しています。