ラミ島のリーフネット

近年では、フアン・デ・フカ海峡やセイリッシュ海にやって来るワイルド・ピンク・サーモンの数はますます増加しています。リーフネットを使うことで、数が減少しているキングサーモンやギンザケに害を与えることなく、個体数が豊かなサーモンの群れから選択的に捕獲できるようになりました。これはおそらく商業漁業全般、特にサーモン漁業において理想的な方法です。

a film by Darcy Turenne

リーフネットは、いかりを降ろした2艘のボートの間にたらし、ガイドとなる2本の縄を川下方向に伸ばし、外側に広げて設置します。移動してきたサーモンはガイド縄にだまされ、礁(リーフ)の上を通過していると思い込み(リーフネットの名前はここから来ている)、水面に向かって上昇します。設置した網にサーモンが近づくと、6メートルのやぐらに立つ選定者が魚種を特定します。その魚が目的の魚種であれば、網を作動させる用意をします。魚が網の中に入ると、太陽エネルギーで稼働するウインチが端を持ち上げ、魚を中に閉じ込めます。

その後、サーモンを慎重にいけすに移し、そこで1匹ずつ魚を手で捕まえ、血抜きをし、氷漬けにします。目的以外の魚が目的の魚種と一緒に捕獲される場合もまれにありますが、その魚は無傷でリリースされます。他の商業漁業ではほとんど聞いたことがない、この異例なほど丁寧な取り扱いにより、魚を最高の状態で捕獲し、混獲をほぼ完ぺきに回避できます。

リーフネット漁法は、二酸化炭素排出量も最小限に抑えます。「ギア」と呼ばれるリーフネットは、岸から極めて近い距離に設置され、その場所へ行く時には小さなスキフボートや手漕ぎボートを使います。ボートはそこで錨を降ろすため、魚を探すために燃料を使うことはありません。また、各ギアには網を動かす電力を各自に発電するため、ソーラーパネルが搭載されています。

ラミ・アイランド・ワイルド・ピンク・サーモンを購入し、ご家庭で楽しんでいただくことは、私たちとリーフネット漁師やワイルド・フィッシュ・コンサーバンシーが協力して行っている活動へのサポートになります。皆さんと力を合わせ、魚種を選択せずに漁業をしているすべての地域に選択的漁獲技術の導入を促し、サポートすることが私たちの目標です。