簡単キャンピングフードの提案
テント場にキッチンカーが来てくれたら言うことなしですがあまり期待はできません。そこで15分くらいでパパッと作れるキャンピングフードをご紹介します。キッチンカーに買いに行く間にできてしまう簡単さ。しかも楽しく作れるのでキャンプ料理が大好きになります。さらにこれらの原材料はすべて責任ある方法で調達・製造され、高品質で栄養豊富なおいしい製品です。
キャンプの朝食
キャンプでの朝食といえば、インスタント・オートミールのように簡単なものから、スモークサーモンにフワフワのスクランブルエッグを添えた豪華なものまで、いろいろです。いずれにせよ、野外の新鮮な空気の中で目覚めることは喜びであり、その日の最初の食事もそうあってほしいですね。
オーガニック・レッドビーン・チリに
卵とトルティーヤを添えて
プロビジョンズのオーガニック・レッドビーン・チリを煮て、そこにスクランブルエッグとスライスしたハラペーニョ(青唐辛子)をのせ、トルティーヤをそのまま添えます。ヒント:家で生卵を溶いて水筒に入れて持っていくとキャンプですぐに使えます。クーラーボックスに入れておけば、2~3日間もちます。バックパッカーには、粉末乾燥卵が便利です。
キャンプの昼食
トレイルの途中でもテント場でも簡単に作れるので午後のアクティビティ前にひと眠りできるかもしれません。
オーガニック・セイバリー・グレインズ
マッシュルーム+カムット
栄養があって簡単に調理できる全粒穀物食品です。付け合わせに最適ですが、ひと手間加えて、スライス・アーモンド、ドライ・トマト、香り高いパルメザン・チーズ(おろしたもの)をトッピングすると、いっそう引き立ちます。
キャンプの夕食
長く素晴らしい1日が終わる頃、壮大な風景を前に、もうお腹はペコペコでしょう。インスタントラーメンもいいですが、せっかく来たのですから、きれいな景色にふさわしい食事はいかがでしょう。
オーガニック・ツァンパ・スープに新鮮なホウレンソウとハーブを添えて
ボリュームがあって栄養に富んだパタゴニアのオーガニック・ツァンパ・スープは、このままでも十分おいしく食べられるうえ、全粒大麦の繊維を含んでいます。さらに、きざんだ生のホウレンソウとハーブを加えてかき混ぜ、オリーブオイルを数滴たらせば、完璧なレストランの味に仕上がります。たんぱく質をとりたい方は、燻製豆腐、目玉焼き、粉チーズ、シーフードの缶詰などを添えるとよいでしょう。
オーガニック・セイバリー・グレインズ グリーンケール+カムットにシーフードを添えて
パタゴニアのムール貝(スモーク)の缶詰あるいはワイルド・サーモンのパウチを開封し、それらを、ツブツブでフワフワのオーガニック・セイバリー・グレインズ グリーンケールを入れたボールに加えます。オーガニック・セイバリー・グレインズの原料は、近代小麦よりも消化がよいと評判の古代種コーラサン小麦です。煎って砕いたアーモンドをひとつまみ加えれば、簡単・満足キャンプ飯のできあがりです。
オーガニック・ブラックビーン・スープ
アボカド(適量)、風味があって手でちぎれるタイプのチーズ、生のコリアンダー、ソフト・トルティーヤを携行すれば、夜間の冷え込みに負けない、ボリュームがあって心も温まるスープを作れます。
キャンプのおやつ
ROチリ・マンゴー
甘味と辛味のペアは、疲れてぼんやりしている時の強い味方です。一口サイズなので、おやつとしてそのまま噛んだり、きざんでサラダに加えたりできます。
キャンプに欠かせない常備食
食事のプランに関わらず、付け合わせや仕上げに使える独自のちょっとしたキャンプ食を準備しておくと便利です。キャンプに行くときは必ず、こうした常備食を携行するようにしましょう。
- アボカド:日持ちがよく、ほとんどのキャンプ料理をひと味ちがったものにします。
- レモン:あらゆる料理に爽やかさを添えます。飲み水に加えてもいいでしょう。また釣った魚を夕食にするなら不可欠です。
- トルティーヤ:小麦とトウモロコシは、どちらもそれだけで偉大な食材です。余ったらくるっと巻いてブリトーにも。
- ドライサラミ:切ってパスタに入れたら最高。クラッカーにのせれば、いつでもおやつに。
- 良質のオリーブオイル:エクストラバージン・オリーブオイルの小ビンは、キャンプ料理に欠かせない調味料です。
- 煎りアーモンドのスライス:オートミールやごはん料理に加えます。
- ビネガー・ベースのホットソース:常温保存でき、料理の味をピリッと引き締めます。卵料理、サンドイッチ、スープ、パスタのほか、どんな焼き料理もおいしくします。
- ココナッツオイル:保存しやすく、ソテー料理にナッツの甘い風味を添えます。パンケーキにも。
- はちみつ:オートミール、パンケーキ、ホットティーとの相性は抜群。
- スパイス・ブレンド:パタゴニアのタコス・シーズニング、チミチュリ、アヒ・モリドは、「ちょい足し」や「味変」の万能選手です。
- おまけのヒント:持ち運びが容易な(しかも軽い)パタゴニアのリユーザブル・バンブー・ユーテンシル・セットをおすすめします。
キャンプに欠かせない飲み物
朝焼けを望みながらコーヒーを啜る時間もキャンプならではのひととき。バリスタ級の上質を求めるなら、コーヒー豆1袋、ハンドミル、フィルターのほか、コーヒーを数時間保温できるタンブラーを携行しましょう。またフードキャニスターは一人分のスープを作る際に便利です。食材や飲み物を持ち運ぶのに重宝します。
次のキャンプもお任せあれ
キャンプで取る食事はどんなものでも普段よりおいしく感じるもの。いつかきっと科学がそれを証明してくれるでしょう。自然の中を駆け巡ると、ついジャンクフードに手が伸びそうになりますが、栄養のあるキャンピングフードなら、山頂に登ったり、湖を泳いだりするためのエネルギーになります。
さらに、自然とつながることで、その美しさを守りながら食べることの大切さに気付くことができます。そのためには、土壌の再生、炭素の隔離、節度ある漁獲、生産者への敬意や感謝に配慮した食材を選択する必要があります。ここで紹介したキャンピングフードのアイデアで、次回の計画がちょっと楽になり、キャンプがもっと楽しく、そしてもっとおいしくなればさいわいです。さあ召し上がれ。